2021年6月20日(第25号) | ||
聖日礼拝 | ||
第1礼拝司会 : | 阿部潤也兄 | |
第2礼拝司会 : | 梅田典晃兄 | |
奏 楽 : | 風間美穂姉 | |
前奏 | ||
招詞* | 詩篇100篇1~5節 | |
賛美* | 539番 (会衆賛美) | |
祈り | ||
賛美 | 298番 (黙想) | |
聖書 | ヨハネの福音書3章1~15節 | |
牧会祈祷牧師 | ||
説教 | 「神の不思議が語られる」 | |
喜多副牧師 | ||
献金 | 90番 (黙想) | |
頌栄* | 賛美歌541番 (会衆賛美) | |
祝祷*牧師 | ||
後奏 | ||
報告 | ||
(*の部分はご起立下さい。) |
「神の不思議が語られる」
副牧師 喜多大樹
二人の教師が向かい合う。一人は「神のもとから来られた教師」であり、もう一人は「イスラエルの教師」である。前者は父のふところにおられた神ご自身であり、後者は私たちの代表者である。*
夜、イスラエルの教師は主イエスのところを訪れる。そしてこのお方が「私」を教える教師であることを告白する。この信仰告白に応じて主は彼に語りかけられる。――まことに、まことに、あなたに言います――この宣言を目印にするかのように神の教師は学びを開始する。第一にこのお方が取り上げたのは「神の国」ついて。この王国は「新しく生まれる」ことによって見出されるという。イスラエルの教師は戸惑う。そしてこう問いかける。「人は、老いていながら、どうやって生まれることができますか」と。主イエスはこれに対し、新しく生まれるその方法を示す。私たちは「水と御霊」によって新たに誕生し、ついにこの王国に至る、と言うのだ。さらに彼は混乱する。「どうして、そのようなことがあり得るでしょう」。
主の教えは不思議に満ちている。神の王国を見出し、そこに至る道程が示され、その最後に語られたのは「永遠のいのち」についてであった。
*
「夜」は私たちにとって未知の領域を暗示し、何かが生み出される兆しを示唆している。また、夜は、私たち人が自らの限界を認め、万軍の神を尋ね求める「刻」でもある。イザヤ書にこう記されている。
「私のたましいは、夜にあなたを慕います。まことに、私の内なる霊はあなたを切に求めます。 (イザヤ書26章9節)」
いつもならば瞼が閉じられているこの時刻。私たちは神のもとから来られた唯一の教師の声に目を醒ます。