教職者紹介
牧師齊藤 耕(さいとう こう) 緑(みどり)夫人 クリスチャンの両親の許に育ちましたが、自ら聖書を読むようになったのは高校生の時です。人生に悩み生きる意味を求めた頃だったと思います。私は、福音の世界にとても魅力を感じました。そして、この福音の世界に生きたいと願ったのです。しかし、その思いとは逆に青年期にかけて私の心は世俗的な欲望に支配され、一時は教会を離れてしまいました。けれども、欲望は決して私の心を満たすことがなく、むしろ、ますます虚しくなり人生に無意味さを感じるようになったのです。
心に深い暗闇を抱えたままでしたが、生きる希望を失っていた私は20歳代の後半に再び教会に帰ってきました。教会に通えば、希望を持って生きていけるのではないかと思ったからです。聖書の中にある放蕩息子のストーリーのようでした。
教会では、あたたかく迎えてくれました。神様がその大きな愛で受けとめてくださっていることを知りました。それから初めて、神様に背いて生きてきた自分の罪を知り、主イエス・キリストの十字架と復活の福音の恵みを本当に知るようになったと思います。
妻、緑とは神学校で出会い結婚に導かれました。それから共に神様にお仕えし、2006年に浦和福音自由教会に赴任し、2022年から主任牧師として妻と共にお仕えさせていただいております。
これをお読み下さった方が、教会にお越しくださることを心から願い、祈りつつお待ちしています。
協力牧師坂野 慧吉(さかの けいきち) 聰子(ふさこ)夫人
私は、学生時代に教会に行きました。自分の人生の目的は何かということで悩んでいたのです。礼拝に出席し、宣教師にいろいろと質問し、聖書を学び、神に祈ることを教えてもらいました。そのような中で、私たちを愛してくださる神を信じることができるようになり、「互いに愛し合いなさい」という神のみこころに従って生きることが人生の目的だと分かったのです。
しかし、私自身を見ると、自己中心という罪があり、人を愛し人を赦すことができない硬い心があることを知りました。そしてしばらくしてから、神の御子イエス・キリストが十字架にかかって、私の罪の身代わりに死んでくださったことを信じるようになりました。
それから40年たちました。もちろん、今も完全に神のみこころに従うことができるわけではありません。でも、神は私の人生を導いて、様々な訓練を通して成長させてくださっています。クリスチャンになってよかったと思っています。
1941年、東京都生まれ。その後、北海道に移住。福島高校、東京大学卒業。
大学生時代にクリスチャンとなり、大学卒業後、聖書神学舎(現・聖書宣教会)に入学、卒業。その後、キリスト者学生会(KGK)の主事を経て、1971年より浦和福音自由教会牧師。2022年4月より協力牧師。
「牧会ジャーナル」編集委員長、社会福祉法人「キングスガーデン埼玉」理事。
主な著作に「新聖書講解シリーズ 創世記」(いのちのことば社)、「スピリチュアル・ジャーニー」(いのちのことば社)。