2020年4月12日(第15号) | ||
イースター礼拝 | ||
司会 : | 齊藤 耕師 | |
奏楽 : | 風間美穂姉 | |
前奏 | ||
招詞* | 詩篇100篇1~5節 | |
賛美* | 539番 | |
祈り | ||
賛美* | 298番 | |
牧会祈祷牧師 | ||
聖書 | ヨハネの福音書20章1~18節 | |
説教 | 『私は復活の主を見た』牧師 | |
献金 | 聖歌172番 | |
頌栄* | 541番 | |
祝祷*牧師 | ||
後奏 | ||
報告 | ||
(*の部分はご起立下さい。) |
「私は復活の主を見た」
~マグダラのマリアの証言~
牧師 坂野慧吉
新約聖書の中に「マグダラの女と呼ばれていたマリア」のことが記されている。彼女はガリラヤ湖西岸の町マグダラの出身で、イエスのガリラヤ伝道の時に、イエスによって七つの悪霊を追い出してもらい、イエスに従う者となった。彼女は他の女性たちとともに、ガリラヤからエルサレムまでイエスに付き従い、仕えていた。そしてイエスが不当な裁判によって十字架に架けられた時もイエスの母マリアとともに、十字架のそばでイエスの死を見守っていた。また、イエスが墓に葬られた時も、墓までついて行って、その様子をよく見ていた。
彼女は、週の初めの日の早朝、イエスが葬られた墓を見に行き、墓から石が取りのけられているのを見て、「誰かが墓から主を取って行った」と思い、ペテロとヨハネのところに行ってそのことを伝えた。二人は墓に行って、墓は空であることを確認したが、自分たちがいたところに帰って行った。
しかし、マグダラのマリアは墓の外にたたずんで泣いていた。泣きながら、墓の中を見ると、二人の御使いがいて、「なぜ泣いているのか。」と聞いた。彼女は「だれかが私の主を取って行き、主がどこにいるか分からないのです。」と答えた。そして、ふと振り返ると、そこにイエスが立っていた。彼女はそれがイエスであることがわからなかった。しかし、イエスが「マリア」と呼ぶと、マリアはそれがイエスであることが分かり、彼女も「ラボニ(先生)」と答えた。彼女は弟子たちのところに行って、「私は主を見ました」と告げ、イエスが語ったことを伝えた。