2024年4月14日(第15号) | ||
聖日礼拝 | ||
第1礼拝司会 : | 阿部潤也兄 | |
第2礼拝司会 : | 尾崎 証兄 | |
奏 楽 : | 臼倉ゆり子姉 | |
前奏 | ||
招詞* | 詩篇100篇1~5節 | |
賛美* | 539番 | |
祈り | ||
交読文 | ヨハネの福音書15章1~12節 | |
賛美* | 9番 | |
牧会祈祷牧師 | ||
賛美* | 313番 | |
聖書 | コリント人への手紙第一 | |
15章1~11節 | ||
説教 | 「最も大切なこと」牧師 | |
献金 | 271B番 | |
頌栄* | 541番 | |
祝祷*牧師 | ||
報告 | ||
(*の部分はご起立下さい。) |
「最も大切なこと」
牧師 齊藤 耕
「最も大切なこと」とは何か。それは、主イエス・キリストとの出会いである。言い換えれば、「福音」を知ること、「福音」によって生きることである。使徒パウロは、改めて、ここで「福音」を語る。すなわち、「キリストは、聖書に書いてあるとおりに、私たちの罪のために死なれたこと、…また、聖書に書いてあるとおりに、三日目によみがえられたこと」である。そして、よみがえられたキリストは、多くの弟子たちの前に現れた。
実は、パウロは、キリストがよみがえられた当初その姿を見ることはなかった。おそらく、キリストが地上の生涯を歩まれたときに、直接的な出会いは無かったと思われる。むしろ、彼は熱心なユダヤ教徒であり、キリスト教徒を迫害する急先鋒であった。そのような彼が、なおキリスト者の迫害を進める時、突然、天からの激しい光に打たれて地面に倒れた。そして、「サウロ、サウロ、なぜわたしを迫害するのか。」という声を聞く。「主よ、あなたはどなたですか」と言うと、その声は、「わたしは、あなたが迫害しているイエスである。」と言った。
この驚くべき出会いを通して、パウロの人生は、180度変わった。キリスト教徒の迫害者から、キリスト教の伝道者として、生まれ変わったのである。
*
「神の恵みによって、私は今の私になりました。」とパウロは語る。それは、自分を造り、愛し、生かしてくださっていた神を知り、その本来の姿に、今の自分はされているということだ。そして、この大いなる恵みは無駄にはならず、神の栄光の器として、彼の人生は豊かに神に用いられたのである。