2025年4月6日(第14号) | ||
聖日礼拝 | ||
第1礼拝司会 : | 宮崎雅之兄 | |
第2礼拝司会 : | 天野大樹兄 | |
奏 楽 : | 峯 弥生姉 | |
前奏 | ||
招詞* | 詩篇100篇1~5節 | |
賛美* | 539番 | |
祈り | ||
主の祈り | 週報をご参照ください | |
賛美* | 30番 | |
牧会祈祷牧師 | ||
賛美* | 310番 | |
聖書 | マルコの福音書14章43~52節 | |
説教 | 『逃げた弟子たち』牧師 | |
献金 | 331番 | |
頌栄* | 541番 | |
祝祷*牧師 | ||
報告 | ||
後奏 | ||
(*の部分はご起立下さい。) |
「逃げた弟子たち」
牧師 齊藤 耕
十二弟子の一人であるユダが主イエスを裏切り、祭司長たちに引き渡すためにゲツセマネに現れた。そこには、祭司長たちから差し向けられた群衆が、手に剣や棒を持って一緒におり、力づくでも主イエスを捕えようとしていた。暗やみの中である。ユダは、「口づけするのが、その人だ。」と合図を決めていた。そのとおりに、主イエスに近づくと、「先生」と言って口づけした。弟子たちにとっては、通常の挨拶だった。しかし、主イエスは、「ユダ、あなたは口づけで人の子を裏切るのか」(ルカ22:48)と言った。
緊張が走った。一人の弟子が剣を抜いて大祭司のしもべの耳を切り落とした。ヨハネの福音書では、この弟子はペテロであると伝えている。主イエスは、「やめなさい」とその衝動的な行為を制し、切られた耳にさわって癒された。弟子たちの強さではなく、弱さと焦りが現れているように思う。差し向けられた群衆が、まるで強盗にでも向かうように剣や棒を持って迫ってきたからである。しかし、主イエスは、「こうなったのは聖書が成就するためです。」と言われた。弟子たちは皆、主イエスを見捨てて逃げた。
この場面の最後に、一人の青年が、この場に居合わせたことが記されている。彼は、自分も捕えられることを恐れて、まとっていた亜麻布を脱ぎ捨てて、裸で逃げて行った。この青年とは、誰なのだろうか。