2025年6月22日(第25号) | ||
聖日礼拝 | ||
第1礼拝司会 : | 栗原仰基兄 | |
第2礼拝司会 : | 風間岳志兄 | |
奏 楽 : | 神野真理姉 | |
前奏 | ||
招詞* | 詩篇100篇1~5節 | |
賛美* | 539番 | |
祈り | ||
主の祈り | 週報をご参照ください | |
賛美* | 6番 | |
牧会祈祷牧師 | ||
賛美* | 310番 | |
聖書 | マルコの福音書15章1~20節 | |
説教 | 「イエスを十字架につけた人たち」 | |
牧師 | ||
献金 | 134番 | |
頌栄* | 541番 | |
祝祷*牧師 | ||
報告 | ||
後奏 | ||
(*の部分はご起立下さい。) |
「イエスを十字架につけた人たち」
牧師 齊藤 耕
ユダヤ人の指導者たちは、主イエスを死刑にすべきと決議し、その身柄を総督ピラトに引き渡した。ユダヤ人には死刑執行の権限がなかったからだ。彼らの訴えは、主イエスが自分をユダヤ人の王とするローマ帝国への反逆罪であるが、ピラトにはそのように見えなかった。そこで、ピラトは祭りのたびに囚人一人を釈放する慣例を用いて、主イエスを釈放したいと考えた。ところが、群衆はユダヤ人の指導者たちに扇動され、犯罪人バラバの釈放を願い、主イエスについては、「十字架につけろ」と叫んだ。ピラトが、「あの人がどんな悪いことをしたのか」と言っても、群衆はますます激しく、「十字架につけろ」と叫び続けた。とうとうピラトは、主イエスに罪を認めることができなかったが、群衆を恐れてバラバを釈放し、主イエスはむちで打ってから、十字架につけるために引き渡すことにした。ピラトは自己保身のために真実に向き合えなかった。そして、死刑にされて当然の罪人が赦され、罪の無い方が身代わりの死を遂げることになる。
ローマの兵士たちは、主イエスを総督官邸の中に連れて行き、紫の衣を着せ、茨の冠をかぶらせた。そして、「ユダヤ人の王様、万歳」と叫んで敬礼し、主イエスをからかった。また、葦の棒でイエスの頭をたたき、唾をかけ、ひざまずいて拝んだ。彼らは、なんだったのだろう。彼らは、主イエスによって、何の被害も受けたこともなく、敵対関係にあったわけでもない。それにもかかわらず、憎しみを込めて侮辱し、主イエスを痛めつけていた。