2025年8月31日(第35号) | ||
聖日礼拝 | ||
第1礼拝司会 : | 横田 眞兄 | |
第2礼拝司会 : | 黒羽 徹兄 | |
奏 楽 : | 神野真理姉 | |
前奏 | ||
招詞* | 詩篇100篇1~5節 | |
賛美* | 539番 | |
祈り | ||
主の祈り | 週報をご参照ください | |
賛美* | 15番 | |
牧会祈祷牧師 | ||
賛美* | 310番 | |
聖書 | 詩篇121篇1~8節 | |
説教 | 「都上りの歌」牧師 | |
献金 | 298番 | |
頌栄* | 541番 | |
祝祷*牧師 | ||
報告 | ||
後奏 | ||
(*の部分はご起立下さい。) |
「都上りの歌」
牧師 齊藤 耕
この詩編は、巡礼者がエルサレムの都に向って旅をするときに歌われたものである。1~2節は巡礼者自身の言葉。3節以下は、巡礼者を送り出す者か、巡礼者と共に旅をする者の励ましの言葉である。巡礼者は、山々を見上げていた。立ちはだかる山々は、巡礼者にとって苦難を意味した。乗り越えていかなければならないものである。しかし、山々を見上げる中で、この天地万物を造られた主なる神から、私の助けは来るという信仰に導かれた。
3節以下では「守る」という言葉が繰り返される。巡礼の旅には困難があり危険もある。ごつごつとした岩山を歩き、獣や盗賊に襲われる不安もあった。しかし、主は、『まどろむこともなく』ひとときも目を離すことなく、巡礼者を見守り続けておられた。『主は、あなたの右手をおおう陰。』とは、主が、巡礼者の右側に立ち続けておられることを意味する。そして、昼の照りつける日差しも、夜の月も、巡礼者を打つことがなかった。
7節に入ると、巡礼者への主の守りが、地上の旅にとどまらず、そのすべてに及び、たましいに至る。そして、『主は、あなたを行くにも帰るにも、今よりとこしえまでも守られる。』と歌が閉じられる。「行くにも帰るにも」とは「入るにも出るにも」という言葉である。それは、礼拝に向かう巡礼者が、古き自分から出て、神様との交わりをめざす新しい歩みへと入って行くことも意味するだろう。