2024年2月11日(第6号) | ||
聖日礼拝 | ||
第1礼拝司会 : | 宮崎雅之兄 | |
第2礼拝司会 : | 梅田典晃兄 | |
奏 楽 : | 田中美穂姉 | |
前奏 | ||
招詞* | 詩篇100篇1~5節 | |
賛美* | 539番 | |
祈り | ||
交読文 | ヨハネの福音書15章1~12節 | |
賛美* | 9番 | |
牧会祈祷牧師 | ||
賛美* | 313番 | |
聖書 | マルコの福音書10章17~22節 | |
説教 | 「天に宝を持つ」牧師 | |
献金 | 321番 | |
頌栄* | 541番 | |
祝祷*牧師 | ||
報告 | ||
(*の部分はご起立下さい。) |
「天に宝を持つ」
牧師 齊藤 耕
一人の人が、主イエスに質問した。「良い先生。永遠のいのちを受け継ぐためには、何をしたらよいでしょうか。」共観福音書によると、この人は、「青年」であり、「指導者」でもある。正しい生き方をし、富も持つ者であった。主イエスは、「なぜ、わたしを『良い』と言うのですか。良い方は神おひとりのほか、だれもいません。」と言われた。彼の思いを神に向けさせた。そして、なすべき戒めを示されると、彼は「少年のころから、それらすべてを守ってきました。」と言った。しかし、自分の人生は死によって終わることを意識し、常に、不安と虚しさを抱えていたのである。
そのような彼を、主イエスは見つめ、いつくしまれた。私たちにも注がれている主イエスのまなざしであり、ご愛である。そして、主イエスは言われた。「あなたに欠けていることが一つあります。帰って、あなたが持っている物をすべて売り払い、貧しい人たちに与えなさい。そうすれば、あなたは天に宝を持つことになります。そのうえで、わたしに従って来なさい。」 すると、彼は悲しみながら立ち去った。
彼の悲劇は、財産を捨てられなかったことよりも、愛と信頼の関係を失っていたことだ。多くのものを持っており、それが、主イエスに従って生きることを妨げていた。そこに、永遠のいのちがあるのに。捨てることは、更に素晴らしいものを望む結果に過ぎない。この希望を思えば、私たちの手放すものは、とても僅かなものだから。